第4回 研究大会
1.大会趣旨
介護保険がスタートして3年が経過し、3月末までに全国の市町村で第2期介護保険事業計画が策定されるとともに、介護報酬の見直しが行われました。また4月からは、「介護保険適正化事業」が厚労省によって予算措置され、6月には、老健局から2015年の高齢者介護』が公表され、2005年以降の介護保険制度改革の道筋が明らかになりつつあります。障害者福祉サービスにおいても4月から支援費制度が導入され、福祉サービスの契約による利用がスタートするとともに、全国の市町村で地域福祉計画の策定作業も開始されています。一方、自治体経営を巡る動向としては、市町村合併や財源論議などが活発化し、8月からは住基ネットワークの本格稼動も始まっています。このように、福祉・介護、自治体経営、情報ネットワークなどの動きが加速してきています。
こうしたなか、地域における福祉サービスの提供体制(地域ケアシステム)をどのように構築するかに関して、自治体間での格差が感じられるような事態も生じてきており、地域全体をマネジメントする立場の自治体や社会福祉協議会の役割が問われています。
そこで、日本福祉介護情報学会では、「地域ケアのシステム化と情報」をテーマに、これまでの到達点、現状と課題、今後の方向性等について、関係各位の経験を共有し、ともに考えるため、以下の要領で第4回研究大会を開催することになりました。
今回の研究大会は、本学会が設立されて以来はじめて、大学に開催を依頼して取り組むものであり、本学会の今後を占う意味でも重要な大会と位置づけています。多くの方々の積極的な参加をお待ちしております。
2.テーマ
「地域ケアのシステム化と情報~『地域包括ケア』を支える情報化をめざして~」
3.主催
日本福祉介護情報学会
4.開催校
5.日時
2003年12月6日(土) 10時00分~17時00分
6.会場
■住所:〒215-8542 神奈川県川崎市麻生区東百合丘3-4-1
■電話:044-966-9211
■FAX:044-955-4345
■E-mail:jissi@dcu.ac.jp
7.プログラム
9:30~ 受付開始
10:00~12:00 自由研究発表(241教室)
12:00~12:45 昼食
12:45~13:15 学会総会
13:15~13:20 休憩
13:20~13:30 開催校より挨拶
13:30~14:00 基調報告
「福祉介護のあらたな展開と福祉情報化に期待されること~介護保険のみなおしと障害者 サービスの転換をふまえて~」
■高橋紘士(立教大学教授・学会代表理事)
14:00~15:00 記念講演
「情報の観点から見た英国の司法精神医学とソーシャルワーカーの役割」
■助川征雄(田園調布学園大学人間福祉学部教授)
15:15~17:00 シンポジウム「地域ケアのシステム化と情報」
【シンポジスト】
■石田光広氏(稲城市福祉部介護保険担当課長)
■吉川誠司氏(川崎市中原区社会福祉協議会事業課課長)
■森本佳樹氏(立教大学教授・学会副代表理事)
【司会】
■小野敏明氏(田園調布学園大学人間福祉学部助教授)
0 17:30~19:00 懇親会(田園調布学園大学5号館1階ラウンジ)