《テーマ》

「介護プロフェッショナルキャリア段位制度の意義と展望」

《趣旨》 

　厚生労働省は、団塊の世代が全て75歳以上となり、 認知症や医療ニーズを併せ持つ要介護高齢者の増大が見込まれる2025年には、約 248万人の介護人材が必要と推計され、現状の施策を継続した場合、2025年には約30万人の介護人材が不足するとの見通しを示しています。このため、同省では、「介護人材確保地域戦略会議」を開くなど、介護人材確保の総合的・計画的推進を積極的に進めているところですが、この他にも多方面からのアプローチが求められています。

　介護プロフェッショナルキャリア段位制度は、2010年12月から内閣府で検討を始められ、2012年度から全国で実施、2015年度から厚生労働省に移管され実施されています。
　この制度は、介護職員が「利用者の状態」に即した「適切な介護技術」を提供できているかどうかを評価する制度で介護事業者のOJT体制と連動し、機能・役割やキャリアパスを整理するために有用なツールとして提供されていますが、これには、e-learningを基盤とした情報ツールを用いた新たなOJTのあり方が採り入れられています。
　今後の福祉・介護分野において、介護人材の社会的認知度を高め、経済的報酬だけでなく、社会的報酬を得ることができるようにするためには、新たな情報ツールを用いたOJT体制とクリニカルガバナンスを構築し、新たなイノベーションを創発していくことが必要です。そのためには、このキャリア段位制度の活用が求められています。
　そこで今回の勉強会は、この介護プロフェッショナルキャリア段位制度をテーマとして企画しました。実際に制度の構築や運営に携わっている政府担当者、介護の専門家や学識者をお迎えし、制度の意義や展望と福祉・介護情報との接点について、わかりやすく解説していただきます。会員の皆様の積極的な参加をお待ちしています。　

《主催》

　日本福祉介護情報学会

《日時・会場》

　【日時】2016年3月19日(土)　13:30～16:00

　【会場】立教大学池袋キャンパス4342教室

《講師》

　兵庫県立大学大学院経営研究科 教授 小山秀夫氏

　シルバーサービス振興会 総務部長 久留善武氏

　公益社団法人日本介護福祉士会 名誉会長 田中雅子氏     

《参加費》

《参加申込方法・問い合わせ先》

　■参加申込方法

　　　以下を明記の上、E-mailで事務局宛にお申し込みください。

　　　　・氏名

　　　　・所属

　　　　・連絡先（E-mailアドレス）

　　　　・参加費区分：会員・JAHIS会員・非会員（一般）・非会員（学生）

　■問い合わせ先

　　　日本福祉介護情報学会事務局（立教大学コミュニティ福祉学部 森本研究室 気付）

　　　　・E-mail：info@jissi.jp

　　　　・TEL＆FAX：048-471-7283　

　　　　・住所：〒352-8558 埼玉県新座市北野1-2-26

　　　　　（研究室不在の場合が多いので、電話やハガキの問合せには即応しかねます）